今日はそこそこ早くに起床してパートナーと二人で船を出して昼前まで釣り。私らとしてはけっこう大漁で大満足の午前中を過ごす。
詳細は「Report of The SPR2」
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道具の始末と釣った魚の処理、さらにフレブル恬のお風呂作業などをして午後遅く。テレビを見ながら、田辺の裏山あたりが雨かなというような涼しい風でついみんなウトウトと午睡になる。
夕刻、釣ってきた魚のいくつかを材料に夕食。おもしろそうなテレビもないので、録画してあった「キューポラのある街」を見る。いうまでもなく、吉永小百合さんのデビュー作だが、在日のかたたちの北への帰還がひとつの主題になっているのは、ずーーっと昔の封切直後に子ども時代に見たときには記憶に残っておらず、今夜改めて見てよかったと実感。
この映画、いまの時代には作れないだろうなあ。そして、ああして「新しい国」に希望を持って帰還した、ちょうど私と同じ世代の日本生まれの人や、いっしょにいった日本人の人たちが、いま、いろいろな意味で苦しい思いをしているのかもしれない。あの時代、にほんでの貧困に苦しみ、新天地と信じて北に渡った人たちは、じつはずっと苦しい生活を続けているのではないだろうか。日本は、一時期とはいえ、繁栄を謳歌したのにと思うと複雑な気分だ。
この映画、小百合さんのデビュー作ということばかりで注目されることが多いが、じつに社会的な問題を取り上げた名作だと再認識した。
今日は、じつに、濃い一日であったぞ。