高齢者施設での医療
2016-10-31


10年以上前のオープンから一部の入居者さんの訪問診療を担当している有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護適用施設)で、いろいろ事情があって撤退する診療所の担当していた患者さんの一部を引き継ぐことになった。ま、その事情というのはわたしから見ればじつに情けない話ではあるのだが、それはともかく。

自宅での在宅医療と違って、施設の場合は患者さんのご家族との接点をとりにくいのがつらい。情報を得た今日の夕刻、ご家族と連絡をとるべく電話をしたが、連絡とわたしが担当するむねの了解を直接得られたのは半数をちょっと超えた患家であった。そのかたがたへの連絡とわたしのところの紹介書類を郵送するなどの作業で残業になった(笑)。

明日以降、まだ連絡がついていないご家族へのアプローチをする機会を作らなければならない。それにしても、医療者としての責任感というか矜持というか、そんなものはないのかね。

集合住宅での訪問診療の旨味が激減しているのでいいきっかけだというので撤退なさるのかもしれないが、じつに情けない。
[医療/介護]

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