同業者の罪作り
2017-01-12


「医師」という烙印は、本人が思っている以上にインパクトが大きい。

そういう専門職の人間が、みずからは信じていても、客観的な後ろ盾のない主張をしていても、シロウトさんには強く響くことがある。

ネットや著書でインチキ医療を叩いておられて、理不尽な攻撃の矢面に立っておられるNATROMさんには頭が下がる思いだが、それでもなおモグラ叩きのように同業者のトンデモはあとをたたない。

罪作りだとじつに思う。反論があれば受けてたつ(バカにするけどね)。

トーナメント理論というのがある。民間療法や代替医療などでは、それでうまく行かなかったかたは口をつぐむ。偶然にうまく行ったら大々的に喧伝する。よっていい結果ばかりが強調される。うまく行かなかったかたは、自分の判断力のなさに恥じて口をつぐむのだという理論である。

山師が人を騙すのはかまわんけど(よくないけど)、ご同業の医療者がほんとの裏付けを持たずに弱い人たちをへんに導くのは罪だと思うよ。
[医療/介護]
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