ごくろうさまな速度取締
2018-06-28


いわゆるねずみ取りだが、その場所でやっているのは初めて見た。

唯一の伊丹市の訪問先に行ったあと、おおぜいの患者さんを診ている有料老人ホームに届け物をするために普段は使わないルートを走った。猪名川右岸の堤防道路で、北は川西の阪神高速小花(おばな)IC付近から伊丹市を越えて南は尼崎市域までの片側一車線道路だ。堤防道路のつねで、ほかのルートより信号が少ないので、地元の車にはよく利用されている。

道路の横にさらに堤防がある区間にかかったところで、なにやら人が堤防の草むらに座っているのが見えた。器械があって棒状アンテナがあって前には四角の機器。まさしく速度取締の測定点である。

この道路は制限速度40キロだ。けっこう曲線が多いので、よほどでないとそれほど速度はださない。現に反対車線とはいえ、わたしも45キロくらいで静かに走っていた。

梅雨の、雨上がりの、堤防の、雑草の茂みに身体を沈めてじっと獲物を待っていらっしゃる係員のかた、じつにごくろうさまだと思ったことだ。蚊取り線香はあるのか、虫除けスプレーはしていらっしゃるのか。そして獲物はそれほど多くないはず。

停止を求めて違反処理手続きをするのは河川敷施設の駐車場にあったらしい(ダンプとのすれ違いで気づかなかった)。そちらはそれほど蚊には刺されないだろうと思ったり。

ほんとにごくろうさまなことである。
[世間/社会]

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