2020-07-22
昨年の秋、なにげなく自宅で体重を計ったら夏前の健診のときより8kgくらい減っていた。健診のデータを確認していなかったので、そんなものかと思ったり、しかし4ヶ月あまりで8kgはちょっと、と思った。
体調は悪くないし、そんなに体重が減った実感がない。しかし、何日かたって計ってもだいたいその体重であった。
かつて、わたしの最大体重は1トンに近づく96kgを記録したことがあった。30歳台のことだが、一念発起して減量にいそしみ、長年かかって80kg弱まで減らし、さらに緩やかに節制して70kg前後を維持して何十年にもなっていた。
それを維持してきて、とくになにもしていないのに、昨年とつぜん8kgも減った。健診でも大きな問題は指摘されていない。酒飲みで肝機能で悪いものもあるが、酒は旨いし体調は悪くない。さては膵癌とか意地の悪い病気にでもなったかと、ちょっと落ち込んだ。
その後気をつけて測定していてもずっと62kg前後で経過していた。体調変化もなかった。心配もしたが、逆に気を良くして、ダイエットという意識がなくなり、食後にアイスクリームを食べるとか、ちょっと節制を緩めてきたのであった。
今日、いつもの医師会の健診に行って、最初に身長と体重を計られた。体重は71.5kgですね、と。はっ? 71.5? はっ? 61kgとちゃうやんか。61kgを示す家のタニタさんはなんなん。健診のあと診療所に戻って階下のデイサービスにいってそこでも体重を計ってみた。スーツを着て73.2kg。
あわわ。
帰宅して自宅の体重計@タニタで計ると61.5kg!
およよ。
しかし、相方は自分の体重はたぶん正確だという。自宅の体重計が10kg少なく表示するとしたら、相方のじっさいの体重はxxkgになるわけだが、そんなにあるわけないのは見ただけで分かる。
けっきょく、いつから使っているか分からないタニタさんの体重測定システムが壊れているとしか思えないという結論になった。この半年ほどの、わたしの悪性疾患あるいは消耗性疾患罹患の懸念はなんだったのか。
iPhoneのヘルスケアに記録した半年分の体重データを削除して、そのあと、壊れていてもいいというものも下取りして値引きしてくださるタニタさんの最新の体重計をジャパネットたかたさんに注文した。
なんと人騒がせな体重計なんだ。
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