まるで里山散歩
2022-11-25


ひさしぶりに予定がないので、すこし歩けるどこかに行こうかと話していたが、患者さんが発熱したとの報告があって午前中に臨時の往診。さいわい状態は好転したので、午後から出かけることにした。

しかし、その時刻からでは片道1時間が限度かと考えて、とくに紅葉の名所でもないが、以前に住んでいたところに近い千里ニュータウンのなかにある公園に行くことにした。

千里ニュータウンは1960年代に開発されたので、すでに60年以上、わたしが近隣にいたころからももう40年ちかくたっている。

今日散策した二つの公園は、もともとあったため池を中心に、千里丘陵の一部をそのまま公園にした広いもので、いわば開発前の丘陵がそのまま保存されている場所である。落葉樹や、とりわけメタセコイアの落ち葉で地面が覆われて晩秋の雰囲気を満喫できた(※)。

それにしても、大阪府が開発したこの巨大なニュータウンは、一時はオールドタウン化が心配されていたが、再開発が進んでいるからか、思ったよりも元気な町だ。駅前も公園も若い家族がめだっている。大阪府がぜいたくに都市計画したので、大きな公園の間が広い緑道で結ばれていたりして、今になれば緑が多いよゆうのある街になっている。

いいなあ。

好天に遠くまで行けなくて残念かと思っていたが、行ってみればなかなかいい時間を過ごせた半日だった。

(※)メタセコイアはおそらく公園化のさいに植えられたと思う。かつて勤務していた旧大阪府立病院(現大阪府立急性期医療センター)にも病棟の間に美しいメタセコイア並木があった。
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