2025-05-28
関西以外にはあまりなじみがないかもしれないが、阪神なんば線という路線がある。阪神電気鉄道の尼崎から大阪難波まで走っていて、近畿日本鉄道の奈良線と相互乗り入れしてにぎやかに電車が行き交っている。
わたしが鉄道に目覚めたころ、ここは伝法線と称していて、大阪側は千鳥橋が終点、阪神のなかではローカル線という感じだった。それでも新淀川の最下流部を渡る長い鉄橋などの見所があった。
高校に入ってすぐのころ、千鳥橋から西九条まで延長して大阪環状線と接続、西大阪線と改称した。1年後には三宮から西九条まで特急の運行が始まった。2両編成の西大阪特急はある意味で目立つ列車だった。
通っていた高校は甲子園にあって、阿倍野の自宅からは地下鉄で梅田に出て阪神本線で通っていたが、さっそく大阪環状線で西九条経由で通学するようにした。
しかし、西大阪特急開始からすこしだけ遅れて、地下鉄の四つ橋線が開通して新たな梅田へのルートができた。
したがって西大阪特急での通学は長くは続かなかった。昔から「新しモン好き」だったのである。
乗り換えが御堂筋線梅田から四つ橋線西梅田になったことで、旭屋書店やマッハ模型にミチクサすることが増え、高校の成績は右肩下がりになるのである。
セ記事を書く