「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」が今国会の成立を目指していちおう審議されている。
[URL]
この法律が成立すると、医療法が今秋、介護保険法は来春に改定されて実施されることになる。
やや強引な採決で衆議院は通過したが、参議院では21日にしょーもない原因で野党の審議拒否にあったままになっている。もっとも、これもいずれ成立するだろう。
[URL]
あまり大きく取り上げられていないし、多くの人たちが自分には無関係と思うようだが、じつはけっこう大きな問題がおきるかもしれない。
介護関係では、予防給付(要支援のかたが受けるサービス)を国の一律のものから市町村に移管することになる。つまり隣の市とサービスに差ができることがおこりうる。もともと医療や介護は全国で差がなく受けることができるはずだった。医療のほうでも都道府県知事が独自の計画を作ることができるとされている。
法案とはいえ、もう決まったも同然である。しばらくは情報収集して自分の居住地での医療と介護の動向に注意が必要だ。